タイで病院の治療費を支払う

バムルンラート病院
バムルンラート病院内 日本語で対応してくれるので安心だが、診療費は高額なので支払いには対策が必要だ。

タイの私立総合病院は高度な医療技術をもっていますが、患者が医療費を支払うことができそうにない場合、緊急時でも治療を断るケースもあるそうです。

タイの病院で治療を受けるときは多額の現金を用意するか、海外旅行保険のキャッシュレスサービスを受けるか対策が必要です。

タイで海外治療支給制度 を利用する 

実はタイの病院で医療費を支払った場合、日本の国民健康保険を利用することができるのをご存じでしょうか?  

国民健康保険は、タイの医療費に対しても給付あります

タイの病院では治療費全額を支払う(10割負担)ことになりますが、日本に帰国後に7割還付 (自己負担3割の場合。但し日本の国民健康保険が認める医療・金額の範囲についてのみ)を受けることができます。

タイの病院で記載してもらった、「診療内容証明」「領収明細書」和訳をつけて申請し給付を受ける

請求期限は医療費の支払いを行った日の翌日より2年以内 

 ※公的介護保険 日本の介護保険の海外での適用はない。

※ 実際にタイで支払った治療費に対して7割が還付されるわけではないので注意が必要です。

例えば タイで盲腸になった場合

治療代が100万円でも

日本の一般的な治療費が10万円だどすると

10万円の7割が還付 7万円しか還付されません。

だから自己負担は100万円-7万円の 93万円が自己負担になります(極端な例ですが)。

国民健康保険の海外治療支給制度ではカバーしきれないので、

クレジットカードに付帯している海外旅行保険

②海外旅行保険に加入

のどちらかあるいは両方でカバーするよう対策が望ましい。

海外旅行保険

東京海上日動

三井住友海上

損害保険ジャパン

富士火災海上

日本興亜損保

ジェイアイ傷害火災

エイチエス損害保険会社

エース損害保険

AIU保険会社

あいおいニッセイ同和損保

クレジットカードに付帯している海外旅行保険のメリット

カード

傷害死亡

後遺症

傷害疾病

治療費用

賠償責任 携行品

 

救援者費用

 

3,000万円 200万円 200万円 20万円 200万円
2,000万円 200万円 200万円 20万円 200万円
  A、Bどちらか高いほう 加算 加算 加算 加算
合計 3,000万円 400万円 400万円 40万円 400万円

クレジットカードを複数所有していると保障金額が加算されるので所有しているクレジットカードをチェックしたほうが良いでしょう。

クレジットカードを複数枚所有している日本人は多いと思います。

実は複数枚クレジットカードを所有しているとメリットがあるのはご存じでしょうか?

損害保険会社の海外旅行保険を加入するかどうか悩む方は多いのではないだろうか。

クレジットカードを複数枚もっているのなら保障額が加算されるので、いざという時不安にならずに済みます。

特に傷害疾病治療費用はいわゆる病気になったときの治療費も保障されるので、タイで病気になり高額な治療費にも備えることができるので安心だ。

クレジットカード付帯の海外旅行保険の注意事項

  • 90日以内の滞在しか保障されない
  • 病気で死亡した場合保険金がおりない。
  • 既往症は対象外
  • カードの中には「自動付帯」「利用付帯」と保険金がおりる条件がある。
  • キャッシュレスサービスをしていないカードもある。

損害保険会社の海外旅行保険のメリットは

  • 90日以上でも保障可能
  • キャッシュレスサービスができる
  • 病院紹介や医療機関の相談等可能
  • 保障額をオーダーメイドできる
  • 現地採用者でも加入が可能な保険会社もある
  • 保障金額が大きい

メリット・ディメリットがあるので良く検討してから加入したほうがよい。

結論から言うと、クレジットカード付帯の海外旅行保険と損害保険会社の海外旅行保険をダブルでカバーするのがベストだがやはり予算ということもあると思うので一度損害保険会社に相談することをお薦めする。