タイ 不動産の特徴

オンヌット周辺の様子
オンヌット駅周辺ではコンドミニアムの建設ラッシュが続いている

タイの不動産の概要と特徴を紹介する

アパート 

タイでアパートというと建物全体が一人のオーナーの所有になっていいて全室が賃貸用に運営されている。

部屋の内装や備品は全部屋同じとなる場合が多い。

バンコクには非常に多くのアパートがあり1カ月数千バーツから数万バーツを超える物件もあるのが特徴。

1か月から1年と借りる期間も柔軟性がある。

ただし、電気代、水道代などがコンドミニアムと違い料金は高い。

アパート代より電気代が高かったという笑い話もあるくらいだが、アパートの場合鍵を紛失したり設備の故障が起きた場合、アパートの事務所のスタッフがすぐ対応をしてくれることが多いので、ロングステイやーはアパートに住むことからおすすめする。

ちなみに直接電力会社と契約する場合1ユニット3.5バーツだが、以前筆者が住んでいたアパートは1ユニット9バーツでした。

1か月毎日クーラーをつけていたので請求額が3000バーツを超えていた。

アパートを契約する時アパートの月額のみならず電気代(ユニット当たりいくらか)を計算に入れたほうがいい。

サービスアパートメント

サービスアパートメントとは「キッチンが付いていて」「ホテルのように部屋のクリーニングがある」1泊~1年と賃貸の期間の柔軟性があるのが特徴。

ビジネスマンをターゲットにしていることも多く、全体的に高めの料金設定になっている。

コンドミニアム

いわゆる分譲マンションだ。

部屋ごとのオーナーが異なっているので内装も備品もオーナーの好みによって違ってくる。

オーナーがそれぞれ違うので同じ間取りでも、家賃や部屋を借りる条件が違ってくるのが特徴。

通常1年以上の契約を望んでくるが、交渉次第では6カ月程度になる場合もある。

コンドミニアムの場合電気代等は直接借主が払う仕組みになっているので、アパートと比べ電気代がかなり安くなるメリットがある。

気をつけなければならないことは、緊急時の対応だ。オーナーが近くにいれば良いが遠くいる場合、例えば鍵を紛失したり設備の故障等対応に遅れたりすることがある。

また支払いは銀行振り込みなので、タイにある程度精通した者でないと若干面倒なところだ。

タウンハウス

タイでよく見かけるいわゆる「長屋」だ。

1階にお店を出して2階、3階以上は住居にしているケースがある。タウンハウスに住んでいる日本人は本当にレアケースだと思う。

タウンハウスに住む日本人はロングステイという概念を超えて、「移住してタイ人社会で骨をうずめる覚悟」を持ったような人だろう。

一戸建て

最近スワンナプームからバンコク都内へタクシーで向かう時よく目にすることがある形態だ。

ニュータウンのように分譲地が整備されていて入り口には警備員付きのゲートがある、いわゆる高級分譲地がタイで増えているのを目にすることだろう。

一戸建てに住んでいる日本人はあまりいないだろう。

サービスアパートメントとコンドミニアムの違い

  ホテル サービスアパート アパート コンドミニアム
賃借期間 1泊×日数 一泊~1カ月単位

1カ月単位

半年以上契約をすると割引あり

1年契約 
キッチン × ある場合もある ある場合もある 基本的にある
電気代等 ホテルに含む 含まれる 別途請求 直接支払
洗濯機 × ある場合がほとんど
広さ 一番広い
値段 1泊単位なので長期になればるほど割高 1カ月ならホテルより安いがアパートより割高 安い 1年以上だと安い
ターゲット 観光旅行 ビジネスマン、短期出張者 長期滞在者単身向き 長期滞在者家族向き

 

タイにロングステイ・長期滞在を希望する方は

1カ月~3カ月 なら サービスアパートメント

4か月~1年  なら アパート

1年以上なら  ならコンドミニアムかアパート

をおすすめする。