タイ保健省の疾病統計 患者数の多い病気(上位10疾患)

一流レストラン等での飲食は概ね問題はないが、大衆食堂や屋台等では往々にして生ものの保冷、食材や食器類等の洗浄が不十分で、食中毒にかかる危険性が高くなる。

タイでロングステイ・長期滞在をする際には、食中毒・デング熱・マラリア・日本脳炎・感染性腸炎・HIV/AIDS・狂犬病・SARS・鳥インフルエンザ他に注意すること。

急性下痢症 128.4万人
不明熱 30.6万人
出血性結膜炎 21.7万人
肺炎 14.6万人
インフルエンザ 12.0万人
食中毒 10.3万人
水痘 8.9万人
デング熱 5.6万人
チグングニア熱 5.2万人
結核 4.0万人
出典:タイ保健省 ANNUAL EPIDEMIOLOGICAL 2009 SURVEILLANCE REPORT

(以下外務省ホームページから引用)

タイ王国は国土の大部分が熱帯モンスーン気候に属しています。

乾季は最高気温が30℃前後で、平均湿度も50%前後と低く、比較的過ごし易いですが、大気汚染と相まって、一年で一番カゼ等の呼吸器疾患の多い季節です。

暑季は最高気温が38℃から40℃に達し、外を歩くと疲労し易く、十分な休養が必要です。

雨季は、暑季に比べ気温は下がるものの、湿度が高く、食中毒などを起こし易い季節です。

医療事情は、地域及び個々の医療施設によりかなり異なりますが、主要都市の公立基幹病院や代表的な私立病院では概ね良好です。

バンコクでは、代表的な私立病院の医療水準はかなり高く、日本の病院と比較しても遜色はないと言えます。

なお、私立病院では治療費等は各々の病院が独自に定めており、概して日本と比して、安価とは言えませんので、支払い時のトラブルを避けるためにも、事前に料金等を確認するか、または海外傷害保険などの保険が適用されるか確認するなどの注意が必要です。

水道水をそのまま飲料用として用いるのは通常不適当とされています。

また、タイ保健省発表の疾病統計では、最も多い病気は「急性下痢症」で例年、100万人以上が罹患しています。

それに、(集団)食中毒および何らかの消化管感染症を加えますと150万人程度となります。

したがって、食品衛生を含めた衛生状態は決して良いとは言えませんので、外食などをする際には十分な注意が必要です。

パタヤ記念病院
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