タイ日本大使館へ登録しているタイに住む日本人は55,000人を超えている。
あくまでも登録者であって、実際にはタイでのロングステイヤーや観光ビザで繰り返しタイに入国している人そして短期出張者を含めると10万人を超えるといわれている。
実際にタイに住んでいる日本人は2013年11月現在55,634人(永住者含む)と1年前から5,651人増加しており、20年前の5倍、10年前の2倍と年々在留邦人は増加している。
微笑みの国タイは、『ロングステイ希望国』として、マレーシア、オーストラリアに次ぐ3位に2005年から連続して選ばれている。
順位 | 2015年 | 2011年 | ||
1 | 国 | 在留邦人 | 国 | 在留邦人 |
2 | アメリカ | 419,610 | アメリカ | 397,937 |
3 | 中国 | 131,161 | 中国 | 140,931 |
4 | オーストラリア | 89,133 | オーストラリア | 74,679 |
5 | 英国 | 67,997 | イギリス | 63,011 |
6 | タイ | 67,424 | カナダ | 56,891 |
7 | カナダ | 66,245 | ブラジル | 56,767 |
8 | ブラジル | 54,014 | タイ | 49,983 |
9 | ドイツ | 42,205 | ドイツ | 36,669 |
10 | フランス | 40,308 | 韓国 | 30,382 |
11 | 韓国 | 38,060 | フランス | 29,124 |
12 | シンガポール | 36,963 | シンガポール | 26,032 |
13 | マレーシア | 22,774 | 台湾 | 22,396 |
14 | 台湾 | 20,162 | フィリピン | 17,702 |
15 | インドネシア | 18,463 | ニュージーランド | 13,435 |
16 | ニュージーランド | 17,991 | イタリア | 12,469 |
↑(外務省のホームページより)
※長期滞在者
3か月以上の在留者で永住者ではない邦人
(3か月以上滞在の意思をもって在留する邦人であれば、調査の時点において滞在期間3か月未満であってもこれに含める)。
タイでのロングステイ・長期滞在の生活費用がリーズナブルなだけでなく、タイの人々の持ち前のホスピタリティのおかげで、支払った金額を上回るサービスを得ることができるのも、タイの大きな魅力のひとつだ。
滞在スタイルによってタイでのロングステイ滞在費はかなり異なるが、感覚から言うとタイの物価は日本の1/3くらいといった感じだろうか。
日本で生活するよりも生活費の支出を抑えた暮らしがタイでできるのも大きな魅力だ。
タイの物価 ← チェック! 平均して日本の1/3くらいです。
タイの国土の大部分は亜熱帯モンスーン気候なので、一年中暖かい。
季節は日本のように四季がなく、雨季、乾季、暑季の3期に分けられる。
乾季(ハイシーズン):10月~3月にかけては、雨がほとんど降らず気温も1年で最も下がりとても過ごしやすい。
乾季はハイシーズンといって、ホテルや航空券がいつもよりも金額が高いがタイでロングステイをするならもっとも過ごしやすい季節だ。
暑季:3月~5月にかけては暑季となり気温、湿度ともにもっとも高く日本で言う真夏に当たる。
あまりにも暑いのでソンクラーン(タイ正月)という水ぶっかけ祭りがおこなわれるほど。
雨季:6月~9月頃までは雨季といって毎日激しく雨が降ったりやんだりする。
いわゆるスコールだ。
タイは微笑みの国と言われるだけあっていつでもどこでも笑顔であふれている国。
タイ人がいつも笑顔なのは気候が一年中暖かく食料が豊富で食べることに困らないからだろうか?
日本人が忘れてしまった サヌック(楽しい)、サバーイ(快適)、マイペンライ(問題ない)をタイ人はとても大切にしている。
タイ人との会話で『マイペンライ』という言葉をよく聞くのはそのなのだろうか?
おおらかな国民性が日ごろストレスの中で生きている日本人にとって新鮮に感じられるので、タイにハマってしまう日本人が多くいるのも事実です。
タイへの進出企業も多く、日本人居住者数は約5万人、短期出張などで滞在する人を入れると10万人以上と言われております。日本人学校に通う生徒も1,500人以上と、東南アジア随一の日本人コミュニティを擁しており、大変住みやすい環境であることがうかがえます
また文化的に似ている点が多い
タイ全土に至るところにはプミポン国王をはじめタイの王族の肖像画が飾っております。そのプミポン国王の即位60周年(2006年6月)を祝う祝賀行事がタイ国の総力をあげて行われました。
2006年6月12日には日本の天皇・皇后両陛下が訪問されたことからわかるとおり、タイ王室と日本の皇室の関係も古くから続いております。
このような理由からタイ人には親日家が多いのかもしれません。
タイでロングステイ・長期滞在をするときに不安になるのが病気やけがになった時だろう。
タイで万が一のときになったら不安だなぁと思っている人も多くいると思うが、実は、タイは医療水準が非常に高いことで、世界中によく知られている。
病院設備も大変よく整っており、まるでホテルのようなサービスを受けられる病院も少なくない。
だから心配な医療面も、タイの病院なら安心できます。
バンコクの病院には日本に留学経験があり日本の医師免許を持つ「日卒医」と呼ばれる医師も多く、日本人スタッフや日本語の話せる看護師、通訳などを雇う病院もたくさんある。
海外旅行保険に加入していれば、たいていの場合、かかった治療費を保険会社に補償してもらうことが可能だが、保険を利用する前に一度加入している保険会社に病院と提携しているかどうか確認しよう。
海外旅行保険は日本出国前に加入するかどうか検討もしてはいかがだろうか。
タイでロングステイ・長期滞在をすると恋しくなってくるのはやはり日本の味。
観光旅行の時は折角の旅行だからと、タイ料理ばかりを楽しんでいたがタイでロングステイ・長期滞在となるとやはり話が違ってくる。
タイ調査機関「カシコーン・リサーチ」ではタイの和食店舗は約2600店。
日本語フリーペイパーには、ラーメン、そば、うどん、カレー専門店や居酒屋、地方の郷土料理の店など、地方都市顔負けの数多くの飲食店が存在する。
定食の『大戸屋』や和食チェーン『やよい軒』もあるし、『とんかつのさぼてん』、『モスバーガー』や『銀だこ』、『CoCo壱番屋』『すき家 sukiya』、『吉野家』『幸楽苑』『てんや』など続々とタイへ進出をしている。
タイでロングステイ・長期滞在中はタイ語や独特なタイの文化を学んだり、ゴルフやダイビングなどのアウトドアライフを楽しんだり何と言ってもナイトライフは非常に刺激的であります。
タイには短い滞在では体験しきれないほどアクティビティがあるので、新しいことをはじめるもよし、趣味を追求するもよし。
思い思いに充実したタイでの日々を過ごすことができるだろう。
タイへ行く日本からの直行便が数多くあり、日本からの距離は飛行機で5~6時間弱。家族や友人が気軽に訪ねて来られる距離であることもまた、うれしいポイントだ。
タイ政府は工業化に取り組んできた結果、順調に経済成長してきました。
さらに一層の経済成長をめざし観光産業を外貨獲得の手段として最重要視する政策をとっている。
タイ国政府観光庁が中心となった「Amazing Thailand」に代表されるプロモーション等でマーケティング活動を行い、着実にタイにロングステイヤーや外国人旅行者を増加させてきている。
海外から来る旅行者がタイ滞在中に宿泊施設を利用し、飲食にも消費し観光地でお金を使う。
そうすることで地元経済が活性化され、タイの地元の人々の雇用及び所得が増大され、その結果タイ王国経済が安定そして繁栄することにつながる。
タイ王国は更なる発展をめざし「外国人の年金受給者いわゆるロングステイする人にタイで滞在してもらう、年金受給者の誘致」を推進して来た。
タイ国政府が外貨獲得手段として観光産業を奨励してきた結果、長期ビサを取得し海外に第二の人生『タイでロングステイ』を求める方々も増えてきている。
最近は年金受給者のみならず、企業の海外シフトあるいはタイで現地採用される方、一念発起、タイで起業(会社設立、お店を開店)する方々も増えている。
タイでロングステイをしながら年金をタイで受け取ることができる。
日本で暮らしているよりタイへ行けばはるかに安い物価(1/3~1/5)で暮らせるので、日本と同じ生活費をタイで当てはめると「ちょっとリッチになった気分」を満喫できるのもタイでのロングステイ・長期滞在の大きな醍醐味だ。
日本人が毎年120万人もタイへ行っていることを考えるとタイにとって日本人マーケットを重要に捉えているのと同時に先住の日本人の方々が日本人向けに様々なサービスを展開されているのも暮らしやすい大きな要因といえるだろう。
また日本の製造業の多くがタイに工場を持っていることも大きな要因といえるかもしれない。
経済的に余裕がある方、日本での定期収入があるかたは、タイに生活拠点を設けて、日本が寒いときはタイ、日本が暖かくなったら日本で暮らす、日本とタイを自在に行き来しロングステイを楽しむこともまったく夢ではないだろう。
現実にタイでロングステイをすれば日本の物価に比較するとタイの物価は約1/3となるので、飛行機代くらい簡単に捻出できてしまう。
タイという異国でロングステイをし生活範囲を広げると従来の生活概念を大きく変えることになり、今迄にない大きな広がりがもてるようになる。
ほんの10年前には海外在留邦人は登録上 79万人(平成11年)だったのが最近の統計によると114万人(平成22年)と急増している事実を考えると日本人の海外シフトはより鮮明になっているのかもしれませんね。
特にアジア方面の海外在住者は激増しています。
近い将来海外に住むことが当たり前の時代が来るのかもしれませんね。筆者もタイでロングステイをしているその一人です。